お久しぶりです。
ソフトバンクの孫社長がしきりに提唱している「光の道」という計画があります。
「光の道構想」支持派の孫社長の主張は、「現在ある6,200万の固定回線をすべて光回線に」しようというもので、税金をまったく使わず、民間企業により5年で実現が可能で、光回線の価格も現在のメタル線と同じ1,400円で提供できるとした。さらに「ADSL以下の値段で光BBの提供」「電子教科書・カルテの無料提供」「従来利用の電話の継続利用」なども併せて実現できると主張した。低価格で光サービスを提供できる理由としては、維持費のかかるメタル回線の完全撤去により、現在光とメタル合わせて年額1兆700億円の維持費を、約5,000億円削減できる点を挙げた。~(以下省略)
RBB TODAY 「孫社長×池田氏――光の道対談まとめと一問一答」より転載
実はこの「電話回線を光ファイバーに」という計画はかなり昔からじわじわとNTTは進めていたようで、今に始まったことではありません。なにより、私の実家周辺は電話線が光ファイバーです。
ブロードバンド普及が叫ばれ始めた2002年、4月に私は大学生になり、我が家にも高速のインターネット回線をとNTTにADSLの申し込みをしました。
エリア内には入っているのですが、窓口の人はなんだか歯切れが悪い感じで、何度も粘って聞き出したのは「お宅の地域は電話線がメタルではないので、ADSLは無理」そして「Bフレッツはまだ提供できません」ということでした。
「Bフレッツが提供されはじめたら、すぐ導入します!」と半ば強引にその場は収めたので、提供開始の2002年8月23日(忘れもしない)に岩手県で二番目に我が家には光ファイバーでインターネットに繋がる環境ができたのでした。ちなみに岩手で一番はマリオスだそうです。
さて、そんな我が家にこの前一本の電話が。
電話は母が取ったのですが、なんだか良く分からないから私に対応して欲しいと連絡が来ました。
・DTIというプロバイダー
・ADSLにすると安くなるから、導入したほうが良い
・今はMAX100Mbpsで、ADSLはMAX50Mbps。しかし、体感はあまり変わりません
・簡単な工事で済みます
とのこと。電話口で説明を聞いていたら「では、契約でよろしいですね?」と展開されたので、「いや、息子に聞くのでそれは待って下さい!」と回したらしい。
「DTI」というプロバイダーを調べて見たら、なんだかあんまり風評がよろしくないですね。
ウェブページもキレイなイメージすぎて逆に怪しいパターン。
NTTの116に電話して聞いてみたら、うちの地区はやはりADSL不可とのこと。
「弊社の設備の関係です。申し訳ありません。」と。ずいぶん低姿勢になりましたねぇ。
で、これを踏まえDTIに電話して詳しく聞いてみました。
・予想より柔らかな物腰だった
・「ADSLはあくまでもNTTさんが敷設した回線を借りるってことですよね?」→「そうです」
・「うちはメタル回線ではないのですが」→「イーアクセスが設備の保証をいたします(工事します?)。その後であればADSL可能です」
その後「速度が落ちない保証ができないなら困ります」といってお断りしましたが、ずいぶん時代に逆行している印象です。
安くなるってのが売りなのは分かりますが、長期的な目で見るといまからメタル回線に変えたり、ADSLに変えたりってのはなんだか…なんだかなぁ。
光の道、もっといろんな企業が賛同してくれればいいですね。
企業利益を得るのはもちろんですが、「人の役にたちたい」という前向きな姿勢の企業と付き合っていきたいものです。
そういう意味ですごく共感したのはこちら。
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