2022年に出会った音楽たち

2022 Music

人のためにプレイリストを作ったり、音楽を紹介することがとにかく好きで、若い頃(本当に若い頃。中高生のころから)からよくやっていました。そのための作文ならいくらでもできる、という具合です。受け取った側のことを考えながら書くわけですが、紹介された方は辟易していたのではなかろうか。ま、今となっては自分の仕事とかに活かせてるからいいんですけど。

今回は2022年に出会った音楽たちを紹介していきます。

一昨年(2021)末は弟の大きなプロジェクトが盛岡であり(「CJT Japonism」という雅楽を混ぜたもの。もっとやればいいのにな)、そのお手伝いをささやかながらやっていました。

その時のスタッフと車内で一緒だった時にかかっていて多少なりとも盛り上がったのがCowboy Bebopのサントラ。懐かしくもあったのですが、リメイク実写版をネトフリでやっていたので、じゃあどんなのだか、見てみるかぁと登録したのですが、途中で見るのはやめてしまいました。やっぱりギャップがありますよね。勢いでネトフリそのものも解約してしまいました(変なログインの形跡もあり怖くなった)。

ただ、実写版のサントラはそれなりに良くて、しばらくはヘビロテしてました。昔ほどとんがって聴こえないけど、やっぱり菅野よう子は音楽を作るの上手。

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住居新築に伴い、自宅のオーディオ環境を整えました。だって賃貸だとなかなか思ったようには聴けないでしょう?スピーカーは15歳の頃から変わらないけど…

それでも「なんか足りないなぁ…」と思ってたのです。

ある時きづきました。それは「土曜の夕方にアヴァンティが無い」ということでした。何が何でもきれいな音でFMを聴こうと配線も工夫したりしたんですが、番組そのものが無い。未だに教授の影を追っているのかもしれませんね。

そこで出会ったのが「JAKE SELECTIONS from AVANTI」というコンピアルバム。これをかけておくとアヴァンティにいる気分になります。あとは私がウィスキーを飲めるようになるだけだ。スタンのバージョンも買ってみようかな。

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また、2022年春先には憑かれたようにラヴェルの「ボロディン風に」を聴いていました。もう、誰の演奏でもよかった。ちょうど年度をまたぐ気持ちが落ち着かない時期で、その気分と合っていたのかな。「すごくボロディン風に」というプレイリストを作ってたくさん聴きました。

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ボサノヴァといえばジョアン・ジルベルト。いままでも聴いてきましたが、ギター一本でやった「João Voz E Violão」は去年出会ってよかったアルバムです。いっつもハイテンションではいられませんよね。ささやくようなジョアンの歌声は、うちのがらっとした部屋によく合いました。車で聴くのは向かない。

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ベッカ・スティーヴンスはみなさん知っていますか。私も経緯はよく知らないのですが、最近アコースティックに回帰してきたアーティストらしく、2021年には中東トラディショナルな「シークレット・トリオ」との合作、そして2022年の彼女は弦楽四重奏をバックにガンガン歌いまくっていますよ。インスタもよければ見てみてください。

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なぜか去年になってはまったのが「Now He Sings, Now He Sobs」です。チック・コリアはいろんな作品を聴いてきたつもりだし「Now He〜」も聴いたはずなんですが…。ガチガチに世界に浸ることができて、気づくとリピートして夜中になっていたこともありました。まだまだ知らないチックがあるのだ。

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そして2022年といえば何よりこれ!!Bruno Pernadasの「Private Reasons」!!

これは本当に出会ってよかった。「世界旅行から戻ってきて、トランクをぶちまけたような音楽」(ライナーノーツ)は一聴の価値あり。私が近づきたいのはこういう音楽なんだよー!特に「Step Out Of The Light」は衝撃。

Bruno Pernadas/Private Reasons
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今年も例にもれずApple MusicやYoutubeの「おすすめ・関連」ではなくラジオから出会った曲に助けられました。特にゴンチチの「世界の快適音楽セレクション」。ラジオは以前より下火になってきたとはいえ、絶対に守るべきプラットフォームです。エア・チェックはさすがにしていませんが、音楽は人から人へ手渡しで紹介されるのがいいですよ。AIとかじゃなく。

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だからこれ書いてるんだけどね。

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