人生のまがりかど

2月の終わりに、この記事をアップしたその夜に弟から電話がきまして(私はもう床につこうとしていた)「これだよ、これ!」と大変賛同をしてくれて、それはまぁ悪い気はしなかったのですが、これを題材に一発ライブでもするかという話になり。ライブそのものは「したいな」という気持ちがあったのですが、やりたいこともやれない(poison)このコロナ禍のご時世ですが、「二人っきりだし、来月末に一回やってみるか」となったわけです。こちらです。

所謂一般的な「曲」はやらずに、概念的なものからその場で音楽を作っていくという企画でしたが、今まで大学でやっていたことも功を奏し、大変好評いただきました。コロナ禍のなか、感染対策をして(この「感染対策」というのはイベントを主催しなければわからない困難がありますね。いつか記事にしたい)開催まで達することができて、本当に良かったです。大げさでなく、生きててよかったな、と。

さて、時を同じくして

顧問をしている吹奏楽部では、毎年3月末恒例の演奏会の話が。昨年はコロナで中止。今年度はどうするかと保護者の方々、学校側と相談をし、結局話の落ちどころは「集客しての演奏会はしない」「地域の吹奏楽部の交流会に留める」というかたちに。まずは何かしないことには、生徒たちの経験にもなりませんからね。しかし、学校や地域の大きなイベントをまるまる企画するのは初めての経験で多少の苦労はありました(が、本当に楽しかった)。本番では地域にご縁のある各校がいきいきと演奏してくれたし…

で、実はこの2つのイベント2日連続だったんです。いつもなら多少抜け殻のようになったりしていたんですが、ここ何年かの曇りがぱぁっと晴れていくような…憑き物が落ちたようにすとんと楽になりまして…さらにその次の日には2年ほど模索していた新居のこともどんどん進んでですね…

正直、この何年か自分の人生はうねうねと曲がり、乱高下していたと思います。落ちる時にはとことん落ちましたし、そうかと思うと「やっとトンネルを抜けたな」と感じることもたびたびあったんですけどね。

しかし今回ばかりは本当に大きな転機です。思えば、人生の曲がり角にはいつも音楽が。自分の道を定める時期が来ているのかも。成田為三先生が「私の身体に流れているのは音楽という血だ」(という意のような気がする)と仰っておりましたが、私も同じタイプ。コロナ禍でも音楽への火は絶やさず、自分の魂を新鮮に保っていきたいものです。

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